虫歯予防の基本はやはり日々の歯磨きであり、
虫歯の原因となる歯垢を十分に取り除く歯磨きをする事が、
虫歯の予防方法としてとても重要となります。
歯磨きの方法においては様々な指導されていますが、
1日1回でも良いので確実に歯を磨くことで効果は出てきます。
また、予防歯科は虫歯や歯周病などの予防のみが目的と考えられることが
多いですが、そういった目的だけでなく、症状の進行に応じた処置も含め、
お口全体の健康を増進させるといった目的もあります。
定期健診について
ご自宅での歯磨き以外に年に2回程の定期的な検診をお勧めします。
普段気付かない口内の検診を行う事で虫歯等の早期発見につながります。
定期検診では以下の項目を確認いたします。
歯周病について
歯周病とは、歯茎・歯を支える骨などの組織が、歯周病菌に感染し炎症をおこす感染症のことで、
歯肉の炎症による出血・腫れが起きる歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨が破壊される歯周炎に大別されます。
一般的によく言われている歯槽膿漏は成人性歯周炎のことで、歯周病はその症状・病態によって複数の種類があります。
歯周病は、歯の表面につくプラークが原因で起こる病気です。
長く放置をすると、口臭や歯茎の腫れ・心内膜炎・肺炎、妊婦の方では早産や低体重児が生まれてしまったり、
動脈硬化や糖尿病を引き起こしたりと、歯周病の影響は全身へと大きく広がってしまう危険性があります。
また歯周病の危険因子には肥満と喫煙があり、歯周病になるリスクが肥満では3〜8倍、
喫煙では2〜4倍になると言われています。
上記に該当する方は歯周病の危険度が高いため、歯科医師の診察を受けた方が良いと考えます。
不安な方も一度、相談も兼ね検診に行く事をお勧めいたします。